近頃の大学生の中には、何でもかんでもインターネットの中に答えが用意されていると思っている者が少なくない。災害によってサーバが破壊され、電力の供給も途絶(とだ)えてしまったとき、彼らはどうするのだろうか。すべてのツールを失ったとしても、私なら地べたに棒(ぼう)切れで図を描き、計算をして、失われた知識や技術を再生しようとするだろう。
専門家になるということは、いざとなれば0からすべてを再生する責任を負うということだ。意味も考えずに公式を覚え、計算できるだけ。そんな状態では何も再生することはできない。専門家となって日本の復興に貢献する。そのためには、大学に入ったらどんな勉強をすればよいのか。もちろん数学を勉強しただけでは直近の問題は解決できないけれど、あなたが専門家になるという覚悟を持つことは、日本の復興・再生に陰ながら貢献していることなのだと私は思う。